パワハラ上司対策本部

篝
篝(かがり)

こんにちは、篝(かがり)と申します。

 

僕は社会人になってから3年以上、ずっと上司のパワハラに苦しめられてきました。勿論パワハラから逃れるためにあらゆる対策を講じました。

  • パワハラ上司に直接抗議
  • 相談窓口でパワハラ相談
  • 労働基準監督署に報告
  • 上司をパワハラで訴える

しかしどれも効果なし
終いには4回も転職を繰り返しましたが、どの職場でも必ずパワハラに遭いました。

 

このサイトでは、そんなパワハラ体質の僕が最終的にどうやって「パワハラされない人」になったのか、その全てをお伝えしようと思います。

 

 

パワハラの定義と上司のパワハラ事例

 

パワハラ対策を解説する前に、具体的にパワハラとはどういうものなのか、どこからがパワハラなのかをはっきりさせましょう。

というわけで、最初にパワハラの定義と事例を紹介します。

 

厚生労働省のパワハラの定義

厚生労働省が定めたパワハラの定義は以下のとおりです。

職場のパワーハラスメントとは、同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内での優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいいます。

引用元:https://www.no-pawahara.mhlw.go.jp/

凄く曖昧で分かりにくい定義ですよね。

「職務上の地位の優位性を背景にした」だけ見ると、パワハラの加害者は上司となりますが、「人間関係の優位性を背景にした」を見ると、部下全員で上司を仲間はずれにして虐めるのもパワハラということになります。

本サイトでは、パワハラ上司の対策のみに焦点を当てるので、部下による逆パワハラなどは割愛します。

 

上司のパワハラ事例!全部で7種類

それでは、パワハラの具体的事例を見ていきましょう。パワハラは大きく分けて7種類あります。

種類具体事例
精神的パワハラ・暴言
・怒鳴る
・皆の前で怒る
・恐喝
・物に当たる
身体的パワハラ・殴る蹴る
・座ってる椅子蹴る
・胸ぐらを掴む
・物を投げつける
権力パワハラ・異動の強制
・解雇の強制
人間関係パワハラ・無視
・いじめ
・風評被害
過大な要求パワハラ・仕事押し付け
・残業の強制
・休憩取らせない
・休み取らせない
・休日連絡
過小な要求パワハラ・仕事を振らない
・仕事を教えない
個の侵害パワハラ・プライベート干渉
・交友関係を聞く
篝
篝(かがり)

僕はこのうち

  • 精神的パワハラ
    (暴言・怒鳴る・皆の前で怒る)
  • 身体的パワハラ
    (胸ぐらをつかむ・座ってる椅子を蹴る)
  • 過大な要求パワハラ
    (仕事の押しつけ・残業の強制・休憩とらせない・休日連絡)

の3つのパワハラを主に受けていました。

⇒ 事例ごとの詳しい解説はこちら

 

パワハラ上司への対策は全部で4つ

さて、ここからが本題です。
パワハラ上司への対処法は大きく分けて4つあります。

  1. 窓口などに相談してパワハラを止めてもらう
  2. パワハラ上司を訴える
  3. 転職してパワハラ上司から逃れる
  4. パワハラされないように自分が変わる

僕はこの4つの対策をほぼ全て実践済みです。各対策の具体的な手順と、その結果どうなったのかをそれぞれお話しますね。

 

対策①「上司のパワハラを相談」

 

まず僕がやったのは、上司のパワハラを相談することでした。相談先は以下の通りです。

  • パワハラ上司本人
  • パワハラ上司の上司
  • コンプライアンス窓口
  • 人事部
  • 労働基準監督署

具体的にどう相談したのか、相談した結果どうなったのか、相談先別にお話します。

 

パワハラ上司本人に直接相談

まず最初にパワハラ上司本人に相談した時の話です。これは皆さん意外と避けがちですが、結構大事です。

本人に直接相談せずに、頭を飛び越えて上の上司や相談窓口に「告げ口」すると、パワハラ上司は十中八九逆上します。僕は最初の会社で告げ口したら、上司が逆上してパワハラが悪化しました。

篝

ちなみに僕がパワハラ上司に相談した時は

「こんなものは指導であってパワハラではない。俺の若い頃はな…」などと言われて終わりでした。

 

②パワハラ上司の上司に相談する

次は上司の上司に相談しました。相談する時は感情的にならず、客観的な事実を伝えるようにすると話を聞いてもらいやすいです。

篝

僕が上の上司に相談した時は
「こういうのは受け取り方の問題でもある。我慢すべき」と言われました

 

③社内相談窓口・人事部にパワハラ相談する

次に社内の相談窓口に相談した時の話。僕はパワハラへの対処として「自分の他の部署への異動」か「上司の異動」など人事的処置をして欲しかったので、人事部に相談しました。

この時、パワハラの証拠・記録を持っていくと話を聞いてもらえやすくなります。

篝

証拠も揃っていたので人事部は話をちゃんと聞いてくれました。しかし

 

こういうのはどちらか一方の話だけで判断はできない。上司の話も聞いた上で判断する

と言われました。

 

もちろん上司はパワハラを否定。パワハラは認められませんでした。

 

④社外相談窓口(労基など)にパワハラ相談する

次に外部の窓口に相談しました。具体的には

  • 労働基準監督署(労働局)の
    総合労働相談コーナー
  • かいけつサポート
  • 法務省 みんなの人権110番

などです。どこも社内の人よりも親身に話を聞いてくれる傾向があります。外部の窓口に相談する時も、パワハラの証拠・記録があると話がスムーズに進みます。

しかし、外部の相談窓口はアドバイスはくれますが、直接的にパワハラを解決はしてくれるケースは少ないです。

 

相談して上司のパワハラが解決した人は2%

僕は色んな所にパワハラ相談しましたが、一切解決しませんでした。しかしこれは僕だけではありません。

上司のパワハラを相談した経験のある約100人にアンケートを取った所、以下のような結果になりました。

【上司のパワハラを相談した結果】

なんとビックリ。
実に4分の3以上が相談しても隠蔽されたり揉み消されたりして、何もしてもらえないという結果になったんです。僕だけじゃないんです。

 

しかも、相談が受理されて何らかの対処をしてくれた場合も、以下のような結果になっています。

【相談が受理された後】

相談して本当に解決したのは
23.9×0.091=2.17…
全体の約2%しかいません。

⇒ 相談先別の詳しいアンケート結果はこちら

 

対策②「パワハラ上司を訴える」

 

続いて僕はパワハラ上司を訴えることにしました。訴える手順は以下の通りです。

  1. 証拠を集める
  2. 上司に直接警告
  3. 会社にパワハラ差止要求
  4. 弁護士を雇う
  5. 裁判

まぁ、訴える直前までいって最終的にはやめたんですけどね。なぜなら貰える慰謝料が少な過ぎるのにリスクが高過ぎるからです。

 

①パワハラ上司を訴えるのに必要な証拠集め

まずは「パワハラの証拠」をしっかり固めました。パワハラの種類別に必要な証拠は以下の通りです。

パワハラ種類必要な証拠
怒鳴る・暴言・録音データ
・日記
・診断書
(精神疾患がある場合)
暴力・診断書
・日記
異動・解雇の強要・通達・通知書
・メール
いじめ・無視・証言
・日記
残業代未払い・タイムカード
・給与明細
・雇用契約書
過度な業務
・休日連絡
・家での業務
・指示メール
・日記
プライベート干渉・録音データ
・メール
・日記

どの種類のパワハラにも共通して必要になる証拠が「日記」などの詳細な記録です。

  • いつ
  • どこで
  • どんな状況で
  • 誰に
  • どんなパワハラをされたか

を詳細に記録しておくと証拠になり得ます。また、記録があるとパワハラを時系列でしっかり説明できるようになるので、パワハラが認められやすくなるのです。

 

②パワハラ上司に直接警告

証拠が揃ったら、まずはパワハラ上司に直接警告しました。証拠を提示して「これ以上続くようなら訴える」と直訴したんです。

なぜさっさと訴えずに上司に警告する必要があるか。それは直接警告したという事実が、後々訴えるときにも役立つからです。

どういうことかというと
直接やめてほしいと訴えたにもかかわらず上司がパワハラを続けた場合、上司はパワハラと知っていて行ったことになります。そうなれば裁判でパワハラが認められやすくなるのです。

篝

僕が証拠を突きつけて警告した時、クソ上司は「やれるもんならやってみろ」と言ってきやがりました。やってやりますよ!

 

③上司のパワハラを会社に文書で告発

上司に直接警告した次は、会社に内容証明郵便でパワハラの中止要求(上司の異動・解雇も要求)をしました。

もちろん証拠も同封し、要求が聞き入れられない場合は訴える旨を記載します。

篝

パワハラ中止要求をしたら、会社側から「上司に適切な処分を下す」旨の返信が来ました。しかし、上司は口頭で注意されただけでした。会社は社員の人権より利益優先みたい。ほんとクソ。

 

④パワハラ上司を訴えるかどうか決断

会社がパワハラ中止要求を聞き入れなかったので、上司を訴えることにしました。しかし、ここで2つ問題がありました。

 

上司個人だけを訴えることはできない

「上司だけを訴えたい」
「会社を訴えるつもりはない」
と思っていたのですが、それは基本的に無理だということが分かったんです。。

自社の社員が訴えられれば会社にも影響が出ます。当然会社は庇います。なので上司を訴えるなら自動的に会社も訴えることになるんです。

篝(かがり)
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少し迷いましたが、パワハラ上司だけでなく、パワハラを放置する会社にもムカついていたので、両方訴えることにしました。

 

「訴えるけど会社を辞めたくない」は無理

また、訴えた後は、裁判の勝敗にかかわらず会社にはいられなくなります。勝っても腫れ物扱い・報復などを受けますし、負ければ解雇されます。

訴えるなら、辞める覚悟を持たなければいけませんでした。

篝(かがり)
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これは一切迷いませんでした。どっちにしろ会社は辞めようと思っていたので。

 

⑤弁護士を雇ってパワハラ上司を訴える準備

会社と上司を訴える覚悟をして、すぐに弁護士を雇うことにしました。ただ、これが結構お金がかかることが分かったんです

 

弁護士費用の相場

まずは相談費用。
弁護士への相談費用の相場は30分ごとに5,000円〜10,000円程度。弁護士事務所によっては無料相談を実施しているところもあります。

次に弁護士を雇った場合の着手金・成功報酬ですが、これは請求額によって変わってきます。大体の相場を以下の表に示します。

請求額弁護士の着手金弁護士の成功報酬
100万円以下10万円請求額の16%
100~300万円請求額の8~10%請求額の16%
300~1000万円請求額の5~8%請求額の10~16%
1000~3000万円請求額の5%請求額の10%

また、相談料・着手金・成功報酬の他に

  • 書類の作成費用
  • 弁護士の交通費

なども自己負担となります。

金がない時の弁護士の雇い方
弁護士の選び方
に関しては別記事で詳しく解説しているので、こちらをチェックしてください。

 

パワハラ裁判で請求できる慰謝料の相場

そしてもう一つ問題がありました。それは慰謝料の相場です。色んな弁護士に聞いたのですが、パワハラで上司と会社を訴えた場合の慰謝料・損害賠償の請求額相場は、大体100万円前後だそうです。

  • パワハラの内容
  • パワハラ加害者の数
  • パワハラを受けていた期間
  • 会社がパワハラを認知していたかどうか

などによって慰謝料の請求額は多少変わってきますが、よっぽど事件性がない限り、大体100万円前後です。

篝

100万円前後というのは、あくまで請求額の相場です。必ずしも請求額が全額認められるとは限りません。更にここから弁護士費用や裁判費用を引くと、赤字になる可能性もあります。あまりにも割に合わないので、僕は裁判を諦め、転職することにしました。

 

対策③「転職してパワハラ上司から逃げる」

次に僕がしたのは転職でした。冒頭でも書きましたが、僕は4回パワハラで退職・転職しています。

転職方法は大きく分けて2つあります。

  1. 退職してから転職活動する
  2. 転職先を見つけてから退職する

一番最初の転職時は、パワハラがあまりに酷かったので「1.まず退職してから転職活動」をしました。これが鬼のように大変でした。

 

①退職してから転職活動する

退職してから転職活動する場合、辞めた後の収入面での不安があるため、じっくり転職活動できないデメリットがまずあります。

しかし、それ以外にもたくさん問題がありました。

 

会社都合退職できなかった

退職方法は2つあって、それぞれにメリット・デメリットがあります。

 自己都合退職会社都合転職
利点転職活動が
しやすい
失業保険が
受給しやすい
難点失業保険が
受給しにくい
転職活動が
しにくくなる

会社がパワハラを認めれば、パワハラを退職理由として会社都合転職できます。そうすれば失業保険が貰いやすくなります。

しかし、僕の会社は勝手に退職理由を「一身上の都合」と書き換えたため、自己都合退職となってしまいました。

実はハローワークで異議申し立て(パワハラの証拠必須)すれば、退職後に会社都合退職に変更することが出来るのですが、当時の僕は知りませんでした。

 

失業保険が貰えなかった。

自己都合退職になってしまったので、失業保険は受給できず、辞めたあとは経済的に苦しい状況が続きました。バイトをしながら転職活動をしないといけなかったので、精神的にかなり追い詰められました。

 

②転職先を見つけてから退職する

結局転職することは出来たのですが、転職先でもパワハラに遭い、再び転職することになりました。2回目の転職時は、先に転職先を見つけてから退職することにしました。

でもそれって、仕事と転職活動を同時にやらないといけないわけですよね。それって大変じゃないですか?

篝(かがり)
篝(かがり)

ええ、普通に転職しようとすると凄く大変です。でも転職エージェントを利用したので楽に転職できましたよ。

 

無料の転職エージェントを使った

転職エージェントとは、登録すると完全無料で転職支援をしてくれるサービスです。彼らは転職先の企業から報酬を貰うので、こちらの負担は0です。

  • 求人紹介
  • 面接のセッティング
  • 書類の添削
  • 面接対策
  • 退職時のアドバイス

などのサポートをしてくれます。企業面接も労働時間外や休日に調整してくれたのでかなり助かりました。

おすすめの転職エージェントを3つ紹介しますね。

・最大手「DODA」


業界最大級の求人数と豊富な非公開求人!/DODAエージェントサービス

【DODAの特徴】

  • 求人数6万件近く(最大手)
  • 幅広い年齢層・収入層に対応
  • 担当エージェントの当たり外れがある

DODAは最大手の転職エージェントサービスです。ただし大手ということもあり、担当エージェントの当たり外れがあります。

 

・女性から高評価「パソナキャリア」


転職エージェントならパソナキャリア

【パソナキャリアの特徴】

  • 求人数4万件以上
  • エージェントのレベル高
    ハズレが少ない
  • 女性転職者に人気

パソナキャリアもDODAに次ぐ大手ですが、その割にエージェントのレベルが高く、担当者のハズレが少ないと評判です。特に女性の転職者からの評価が高いです。

 

・未経験OK求人に特化「ハタラクティブ」


ハタラクティブ

【ハタラクティブの特徴】

  • 未経験OKな求人に特化
  • 書類審査通過率90%以上
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ハタラクティブは未経験OKな企業に特化した転職エージェントサービスです。提携企業は未経験OKな所のみなので約1500件と少ないですが、書類審査通過率90%以上、内定率80%以上という高い実績を誇っています。

正社員未経験の方や、全く違う職種への転職を希望する方は、ハタラクティブがおすすめです。

 

※転職してもパワハラ上司はいる

転職自体はうまくいきましたが、僕はパワハラから逃れることが出来ませんでした。転職先にもパワハラ上司がいたんです。

4回転職を繰り返しても、人が変わるだけでパワハラは常に僕とともにありました。

 

対策④「上司にパワハラさせない方法」

  • 本人にやめてと言っても
  • 会社に相談しても
  • 証拠を突きつけても
  • 労働基準監督署に相談しても
  • 転職しても

僕はパワハラから逃れることができませんでした。そこで僕はある結論に思い至ったのです。

「上司にパワハラされない人間になるしかない」

パワハラ上司はどこにでもいますが、皆が皆パワハラされてるわけではありません。パワハラされる人とされない人がいるんです。

パワハラされない人の特徴から導き出した「上司にパワハラさせない方法」はこちらの記事で詳しく解説しています。!